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料金設定

HVACフラットレート料金の計算式(2026):利益を守る利益率設計

実際のコスト、利益目標、現場運用を使って、利益を守りながら承認率を上げる価格表を作るためのガイドです。

読了10分2026年7月27日更新

HVAC事業が時給課金からフラットレートへ移行する理由

時給見積のままだと、収益は“作業時間”に縛られます。フラットレートは、会話の軸を時間ではなく価値・確実性・信頼に変えます。

フラットレートなら、着手前に金額が明確になり、現場での時間交渉が減り、利益管理もしやすくなります。

先にシートを使いたい場合は、HVACフラットレート価格表テンプレートをダウンロードしてください。このガイドでは数値の作り方を解説します。

インタラクティブに価格表を作りたい場合は、HVAC Price Book Builderをご利用ください。労務レートと部材コストを入力し、各行を編集してPDFまたはExcel(CSV)で出力できます。アカウント不要です。

関連ガイド:HVAC配車ガイドHVAC見積フォローアップガイド

計算式より先にテンプレートが必要ですか?

このガイドは料金設定の方法論を扱います。すぐに使える価格表が必要な場合は、60項目超のテンプレート(Google Sheets・PDF)をダウンロードしてください。

フラットレート vs 時間+材料(T&M)

フラットレート時間+材料
着手前の価格確定はい多くは不明
技術者の効率評価される評価されにくい
価格トラブル少なめ多め
見積スピード速い遅くなりやすい
利益率の安定性予測しやすい変動しやすい

フラットレートの基本式

全タスクで同じ式を使います:フラットレート価格 = (労務原価 + 部材原価 + 間接費配賦) ÷ (1 - 目標利益率)

競合価格のコピーではなく、自社の原価構造と目標利益率から価格を作ることが重要です。

ServiceHubを使う場合、この価格はサービスカタログに同期でき、予約・見積・請求で同じ数値を使えます。

タスク別の労務原価

時給だけでなく、税、労災、福利厚生、車両コストを含めた実質労務原価で計算します。

部材原価+マークアップ

マークアップはカテゴリ別に設定します。小額・高回転部材は高め、高額部材は相場整合を意識します。

間接費配賦

月間間接費を請求可能時間で割り、時間単位の間接費をタスク時間に配賦します。

目標利益率

住宅HVACでは純利益15%〜25%を目標にする事業者が多く、年2回以上の見直しが一般的です。

部材カテゴリ別の一般的マークアップ目安

部材カテゴリマークアップ目安
コンデンサ、コンタクタ、センサー80% - 120%
モーター(ブロワー、コンデンサ)40% - 70%
冷媒(1lbあたり)50% - 100%
基板・制御系30% - 50%
コンプレッサー20% - 35%

保証リスク、再訪率、地域価格帯に合わせて調整してください。

フラットレート料金体系を5ステップで作る

1

実質労務レートを算出

税、保険、車両、間接費を含む実質時間単価から始めます。

2

タスク時間の基準化

最短時間ではなく平均時間を使い、準備・移動・変動も織り込みます。

3

部材をカテゴリ別に価格設定

カテゴリ別ルールで、過小価格と過大価格を同時に防ぎます。

4

Good/Better/Bestを設計

高単価修理は3案提示にすると承認率と平均単価の改善が見込みやすくなります。

5

6か月ごとに見直し

労務・部材・間接費前提を定期更新し、利益率の劣化を防ぎます。

2026年 HVACフラットレート参考レンジ

作業一般的な価格レンジ
コンデンサ交換$109 - $179
コンタクタ交換$129 - $199
ブロワーモーター交換$395 - $595
コンデンサファンモーター交換$349 - $525
TXV交換$495 - $795
エバポレーターコイル交換$895 - $1,495
コンプレッサー交換$1,295 - $2,495
ACチューンアップ$89 - $149

これは目安レンジです。実際は自社原価、サービス品質、地域市場に基づいて設定してください。

フラットレート設計で多いミス

原価計算なしで競合価格を流用する

まずは自社の労務・間接費・目標利益率から価格を作り、競合価格は調整材料として使います。

全パーツを同じマークアップで運用する

カテゴリ別ルールに分け、修理タイプごとの利益健全性を維持します。

再訪率を時間見積に反映しない

平均作業時間に再訪影響を織り込み、実態に近い価格を作ります。

年1回以下しか更新しない

最低6か月ごと、重要な仕入れ・人件費変動時は即見直します。

移行計画:時給課金からフラットレートへ

価格が安定したら、配車最適化で生産性を上げます。HVAC配車・スケジューリングガイドを参照してください。

見積送付後は、HVAC見積フォローアップの運用で成約率を高めます。

1〜2週目

上位10作業のフラットレートを作成し、内部検証します。

3〜4週目

その10作業をフラットレートで提示し、承認率と作業別利益を追跡します。

2か月目

次の20作業へ拡張し、Good/Better/Bestの提示トレーニングを行います。

3か月目

価格表を全面運用し、定期レビューサイクルを固定します。

ServiceHubでフラットレート運用を標準化する

価格表は、見積・作業・請求で同じ数値を使って初めて機能します。

  • 単一の価格ソース: 技術者・事務・顧客接点で同じ価格を使い、ズレを防ぎます。
  • 承認率を上げる見積提示: 選択肢を明確に示し、手作業なしで見積を整えます。
  • 見積の取りこぼし防止: 自動フォローアップで未決見積の停滞を減らします。
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FAQ:フラットレート料金

診断料(出張診断費)は別で取るべきですか?
はい。診断料は出動と診断工数をカバーします。診断後にフラットレート修理価格を提示する運用が一般的です。
想定より時間がかかった場合は?
その変動はフラットレートの前提に含まれます。長い案件も短い案件も、期間平均でモデルに近づく設計にします。
価格表は紙で持つべきですか?
更新性と正確性の観点でデジタル運用が有利です。価格変更を全員に即時反映できます。
目標利益率はどのくらいが目安ですか?
多くのHVAC事業では純利益15%〜25%を目標にしますが、地域・運営モデル・成長戦略に合わせて設定してください。
請求書で部材と工賃を分けて見せるべきですか?
多くのフラットレート運用では、行単位価格で提示し、不要な値引き交渉を減らします。
HVACフラットレートの計算式は何が基本ですか?
実務上の基本は、(実質労務単価 x 作業時間) + (部材原価 x マークアップ) + 法令対応/廃棄費用、そこに目標粗利を乗せる形です。
時間制とフラットレートはどちらが良いですか?
住宅・小規模商業のサービスコールでは、フラットレートの方が承認率と運用再現性を作りやすいケースが多いです。時間制は範囲不確定の大型案件で有効です。
フラットレートはHVAC会社にとってより収益性が高いですか?
はい、ほとんどの場合そうです。フラットレートは作業を遅くするインセンティブを排除し、Good/Better/Bestオプションで自然なアップセルを促進し、請求書のトラブルを解消します。時間制からフラットレートに切り替えたHVAC事業者は、通常90日以内に平均単価が15〜25%上昇します。

無料ビルダーとPrice Book Plusの違い

価格表ビルダーは無料でご利用いただけます。価格表を作成し、PDFまたはCSVで書き出せます。アカウント登録は不要です。

Price Book Plusでは、AIインポート、価格表の無制限保存、閲覧状況を追跡できるブランド付き共有リンクをご利用いただけます。7日間の無料トライアル後は月額19ドルで、開始時にクレジットカードは不要です。機能の比較はこちら

HVACフラットレート価格表を無料で作成

HVAC Price Book Builderで労務レート・部材コスト・目標利益率を入力。診断、コンデンサ、モーター、冷媒、チューンアップのサービスが事前入力済みです。PDFまたはExcel(CSV)で出力できます。

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